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外線営業電話をとった時

まずあなたは素晴らしい。業界、職種によっては1人1台社用携帯が貸与されている場合が多い中、たまたまオフィスにいた時にかかってくる外部からの電話を、対応するあなたは素晴らしい。会社によっては、外線と内線の音を分けていて、明らかに外線は取らずに、内線だけ取り社内アピール力が120%の人もいる。

もし、早く営業電話を終わらせたい時は、まず口角をあげてみよう。誰もみてやしないし、ましてや電話先の相手はあなたの顔は見えない。ただ、面白いことに電話口での姿勢や態度は伝わる。面白いほどに声色にのる。営業電話をかける方は、かけなれているので一方的に要件を言ってくる。向こうが話している間は相槌も打たずにただ聞く。そして相手がこちらに話を振ってきたところで、まずお礼をいう。「わざわざお電話をいただいてありがとうございます。」「ご提案ありがとうございました」と。そのお礼に続けて、必要がないなど断る旨を伝える。すると大抵の場合向こうは意地になったり、あれやこれやと別の角度での営業トークを繰り広げず、それではまた改めますと穏やかに撤退してくれる。

営業電話をかけてくる人も同じ人間。あなたにとっては迷惑な時間だったかもしれないけど、向こうにとっては必死にかけている一本の電話かもしれない。横で指導する先輩が聞いている中、緊張しながらかけているかもしれない。あなたの人生には関係ない人かもしれないけど、やはり人は人に優しくされたい。

なので、その外線営業電話を対応するあなたは素晴らしい。

そんな素晴らしいあなたを評価せず、内線ばかりとる同僚が評価される職場は、さっさとおさらばして良い。

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この記事を書いた人

元転職コンサルタント・現人事が、働くことについて発信。
時には心に寄り添い、時にはそっと背中を押し、時には愛を持って崖から突き落とす、読んだ人の心がちょっとでも軽くなる言葉を届けていきます。

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